ナイキ、シャラポワとのスポンサー契約を一時中断へ
シャラポワの「ドーピング陽性」の衝撃記者会見、止まらないスポーツ界の問題 - NAVER まとめ
シャラポワは数年前に「テニスをやめた後に一番楽しみにしていることは?」と聞かれた際に、「風邪をひいて薬を飲む時に、ドクターに電話して飲んで大丈夫か確認しないで済むこと」と言っていました。
2016/03/08 06:48
「大きな過ちを犯した。ファンの皆さんを、そして、私が4歳の頃から続け、愛してやまないこのスポーツを失望させてしまった」
「検査で陽性反応が出た。一切の責任を負う」
「これによって何らかの影響が出ることはわかっている。こんな形で引退したくはない。もう一度プレーをするチャンスを与えられることを、心の底から願っている」と訴えた。
シャラポワは薬剤を服用する前に、禁止物質のリストを確認しなかったという。
ナイキ、シャラポワとのスポンサー契約を一時中断へ
女子テニス選手のマリア・シャラポワ(、ロシア)が、全豪オープンテニス()のドーピング検査で、検体から禁止薬物が検出されたと発表したことを受け、スポンサーを務める米スポーツ用品大手のナイキ()は、事実関係が明らかになるまで契約を一時中断すると発表した。
ドーピングとは
「競技スポーツにおける禁止物による不正な競技力向上」として理解されており、全世界のプロスポーツにおいて、禁止されております。
風邪薬や痛み止めもドーピング対象になります
現状ドーピングが検査で大丈夫とされる市販薬
その歴史は古く、1865年にオランダの水泳大会で初めて行われたといわれています。
また初めてオリンピックで薬物リストが定義されたのは、1968年フランスのグルノーブルで開かれた第10回冬季オリンピックおよび同じ年に開かれたメキシコ夏季オリンピックになります。
禁止薬物を使うとどうなるの?
処罰されます。程度により期間が決められ、出場禁止(資格停止)。メダルの剥奪など。
ただし、「特定物質」 という制度があり、資格停止期間を短縮することができます。それは、いつ、どこで、何を摂取したか、そしてそれら薬物は競技力の向上・隠ぺい目的でないことを証明することです。つまり、
「うっかりドーピング」をしてしまった場合の、助け舟ですね。
実際のところ、この「うっかりドーピング」には、十分すぎるほど注意する必要があり、それがアンチドーピングのすべてといっても過言ではないでしょう。
実は日本人でも、うっかりドーピング 、してしまっています。
- 球団不手際でアウト…井端、日本人初ドーピング違反
- 日本代表SO山中亮平 ドーピング防止規則違反で2年間の資格停止
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持病の薬もダメなの?
たとえばぜんそくの薬とか、痔の薬とか、I型糖尿病のインシュリンとか、そんなのもダメなのでしょうか? 否。TUE(ティーユーイー)という除外措置があります。
禁止薬物であっても、JADAのTUE委員会に申請すれば、たとえそれが禁止薬物であっても、使用可能です。
もちろん、それにより競技能力が向上しないということが前提ですが。 -
注意していても、うっかりドーピング
上記のように、禁止薬物は毎年更新されます。去年まで禁止されていなかった薬物が、今年は禁止になったなんてことは珍しくありません。
競技を始める前から摂取していた薬も要注意。思い込みって、ありますから。
薬の名前も要注意。調べたつもりが、似たような名前の違う薬物だったなんてこともあります。
花粉の薬や、虫歯治療の薬が該当する場合だってあります。 -
一体どれが禁止薬物なんだ?
「JADA公認スポーツファーマシスト」という資格を持っている薬剤師さんにご相談ください。2013年2月現在で、全国に約4500人。2013年中に約6000人になる予定です。
どこにいるかって? スポーツファーマシストのホームページで検索できます。2013年2月現在、大阪府で検索すると80名ほどのスポーツファーマシストがいるようです。やはり都会のほうが多いのは否めません。
球団不手際でアウト…井端、日本人初ドーピング違反
井端は慢性的な目の疾患のため09年4月21日に治療目的としてプレドニゾロンを使用するためTUEを申請し、認められていた。ただ、使用の有効期限は同年5月30日。調査委は球団に対して有効期限を記した書類をファクスで送ったが、井端にもトレーナーにも提示されなかった。このため再度申請せずとも規定違反にならないと誤認し、井端は今年5月16日から担当医の指示でプレドニン錠を服用。規定違反につながってしまった。
メディアの偏見に苦言
スペインのテレビ番組の中で、元ツール覇者のオスカル・ペレイロが、メディアがサッカー界のドーピングに対しては静観視するのに対し、自転車界のドーピング問題に対しては偏見を持った報道がなされていると自論を展開した。議論が白熱し、ペレイロは遂に次々とドーピングに関与したと噂される有名サッカープレーヤーの名前を挙げ始めた
「ジオバネッラは陽性だった。グルペグイとグアルディオラは・・・。皆、色々な薬剤を服用する。でもそれをサイクリストが服用するとドーピングとされる。サン・マメス、バレイドス、バルセロナ(先に述べた選手達のホームスタジアム)では熱狂的なファンが「無罪」と叫び倒し、僕達は口を開くことさえできないんだ。(発言すれば身に危険が及ぶ為)」そうペレイロは語った。
ペレイロ自身も現役時代にドーピング疑惑をかけられたことがある。2007年1月18日のフランス、ル・モンド紙が、ペレイロが2006年度のツール・ド・フランスでドーピングテストで陽性反応が出ており、ペレイロの尿、2検体からサルブタノールが検出されたと報じたのだ。この2006年度は、フロイド・ランディスがテストステロンで陽性となり失格処分となり、繰上げでペレイロが優勝者となった、あの何ともファンを失望させてしまった問題のツールだ。
ランディスは、ペレイロがフォナックのチームメイトであった頃ドーピングをしていたと告発している。そしてその後、今度はテレビ番組でペレイロがサッカーの当時フランス代表であったジダンが血液ドーピングを
行っていることを認めたと発言したのだ。
「ジダンは体力回復の為、スイスで輸血による血液ドーピングを行ったことを認めたんだ。あれはサイクリングの世界では完全にアウトだよ。
でもここで一番問題なのは、ジャーナリストと民衆がサイクリストはドーピング、
そしてサッカー選手は健康管理の一環であり、チームへの忠誠であるとしてしまうことなんだ。」
「この国(スペイン)では誰もオペラシオン・プエルトに関して真実を語る度胸さえないんだ。
フエンテス医師の名前すらほとんど出てこない有様さ。いつかフエンテス医師が勇気を振り絞って、知っていることを洗いざらいぶちまけて欲しいね。
見つかった多くの血液バッグにヨーロッパ選手権と書いてあったんだよ。自転車にヨーロッパ選手権はない。
あるのはみんなの知っているあの競技 だ。これは本当に恥じるべき事態だよ。」